問題13 わたしは、なぁ~に?

【問題】 山水の巻

私を描いてくれたのは、備中生まれで、明国にも渡ったことのある禅の立派なお坊さんです。私は神話修験信仰の歴史を今に残す「丹後府中の街並み」を描いた画の下絵です。幅170センチ高さ90センチの寸法で、20枚もの紙を貼り継いで描かれています。

元伊勢伝説の籠(この)神社、身代わり観音や文殊の知恵ゆかりの成相寺・智恩寺、そのほか名勝地なども描かれています。天にも昇るという砂嘴(さし)には浮橋や梯子の神話があり、
涙磯にはその由来にあたるとされる、観音や菩薩を思わせる2つの物語があると言います。

お坊さんは描くとき、これらの由来を私にも話してくれていました。おかげでそれらは私にとって自慢の1つになりました。

次は私自身のことについて話すよ!私には謎が多いらしいんだ。画は3D(鳥瞰)なんだけど、こんな風に描こうとすれば、空に浮かんだ位置でスケッチしなければならないんだって!しかも、画の下の栗田半島だけは2D(水平目線)で描かれているらしいんだ!

描写が正確な割に、遠方(外海)にあるはずの冠島沓島がそば(内海)に描き込まれていたり、描かれていない街並みがあったりするんだって!何故だろうねぇ!
お坊さんが仕えた歴代大内のお殿さまには察しが付くかもしれないけど、やはり描いたお坊さん自身でないと本当のことは分からないかもね!

お殿さまは、私が描かれた6~7年後に「追放されていた前将軍(流れ公方)さま」を奉じ、瀬戸内航路を使って上洛をはたされたそうだよ!

さあ、画の聖(ひじり)とたたえられた禅僧○○によって描かれた国宝(山水画の下絵)、私はなぁ~に?

【ヒント】

【クイズの答え】

【紹介コーナー】

作成のための参考資料 
『画聖 ○○の素顔』 島尾 新 著 (朝日新書)
 ○○○○に隠された謎

コメント
c3、樗(大内)峠の----で思い出した!
『手のとはぬ雲に樗(おうち)の咲く日かな』(高須久子) (おうち)は栴檀(せんだん)のこと。根・樹皮・実とも薬用に用いられるとか!
『せんだんは双葉より芳(かんば)し』
c3、他に見つけたよ!『玉(たま)に貫(ぬ)く楝(あふち)を宅(いえ)に植ゑたらば山ほととぎす離(か)れず来(こ)むかも』(大伴家持兄へ・弟書持)
万葉の頃にはすでに、おうちほととぎすはよく知られていたようですね!

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